Evolving Data Labo

【データで見るロシアW杯】チームのパス総本数の1/4を2人で…クロアチア代表でタクトを振るう世界最高峰の2選手

 ロシアW杯のグループDクロアチア代表vsナイジェリア代表の試合が6月16日28時に行われた。結果はOG、MFモドリッチのPKによりクロアチア代表が2-0で勝利した。クロアチア代表は、この試合パス総本数は482本。このうち128本はある2選手からのパスだった。MFモドリッチ(レアル・マドリード)とMFラキティッチ(バルセロナ)である。

 MFモドリッチは所属するレアル・マドリードで17-18シーズン26試合1ゴール6アシストを記録、C・ロナウド、ベイル、ベンゼマなどの攻撃力を誇るクラブで攻撃の起点となっている選手だ。ナイジェリア戦では、4-2-3-1の布陣で2ボランチの一角としてプレー。パス総本数は63本、成功率は85.7%。チャンス創出回数は1回。
 MFラキティッチはバルセロナでプレー。17-18シーズンは35試合1ゴール5アシスト。攻守の両面でチームを支える選手である。この試合では、モドリッチとともに2ボランチを組み、パス総本数は65本、成功率は86.2%。チャンス創出回数はこの試合トップタイの3回だった。
 2選手の合計パス本数は128本。クロアチア代表のパス総本数482本の約1/4(26%)はモドリッチ、ラキティッチからのパスであった事がわかる。両選手は攻撃でのパスの面が目立つが、守備も献身的。デュエルの面ではモドリッチが18回(勝率:33%)、ラキティッチが15回(勝率:53.3%)でチーム内でも上位に入るデュエル回数となっている。
 次戦はラキティッチと同じバルセロナに所属するメッシ率いるアルゼンチン代表。