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【ロシアW杯マッチレポート】モロッコvsイラン|劇的な幕切れ!ダークホース同士の対決はイランに分配

▽15日、FIFAワールドカップ2018ロシア大会グループB、モロッコvsイランがサンクトペテルブルク・スタジアム(サンクトペテルブルク)で行われ、イラン代表が0-1で勝利した。

▽5大会ぶりのW杯出場を果たしたモロッコ代表は、主将のDFメディ・ベナティア(ユベントス)、MFアミンヌ・アリット(シャルケ)、MFハキム・ジイェフ(アヤックス)といった欧州の第一線でプレーしている選手がスタメンに起用された。

▽一方、アジア最強と称されるイラン代表は、主将のMFマソード・ショジャエイ(AEKアテネ)、FWアリレザ・ジャハンバフシュ(AZ)、FWサルダル・アズムン(ルビン・カザン)といった主力選手がスタメンに起用された。

▽試合開始直後、モロッコ代表が攻勢に出る。3分、CKからのトリックプレーでMFジイェフがフリーでシュートを狙うも痛恨の空振り。試合開始直後の絶好のチャンスを逃した。

▽18分、モロッコ代表がまたもやセットプレーからビックチャンスを迎える。ハーフライン付近からのFKでゴール前で混戦となり、最後はDFベナティアがシュートを放つも、イランGKベイランバンドの好守に阻まれた。

▽その後、イラン代表がモロッコ代表の素早いサッカーに慣れ、徐々にチャンスの芽を潰し、得意のカウンターへと転じるようになる。すると43分、カウンターからMFバヒド・アミリのスルーパスに抜け出したアズムンがGKと1対1を迎える。しかし、モロッコGKムニルのスーパーセーブで得点には至らず。このまま0-0で前半が終了した。

▽後半開始早々、モロッコ代表が攻勢に出るも、イラン代表が持ち味の鉄壁の守備で決定機を作らせない。すると73分、RSBでスタメン出場していたモロッコ代表MFノルディン・アムラバトが脳震盪でプレー続行が不可能に。代わりに弟のMFソフィアン・アムラバトが投入された。

▽79分、モロッコ代表が後半で最初のビッグチャンスを迎える。ペナルティーエリア内でDFハキミのパスを受けたMFベルアンダが頭でボールを落とす。このボールに反応したジイェフが利き足の左足でシュートを放つも、またしてもイランGKベイランバンドの好守に阻まれた。

▽このまま試合終了かと思われた90+4分、ようやく試合が動く。途中出場のソフィアン・アムラバトが与えたFKを、こちらも途中出場のモロッコFWブハドゥズが痛恨のOG献上。

▽このまま試合終了し、イラン代表がアジア勢として4大会ぶりの勝利をあげ、史上初の決勝トーナメント進出に向けて貴重な勝ち点「3」を獲得した。一方、敗れたモロッコ代表は、試合開始直後の絶好のチャンスを決めきれず、さらには途中出場の2人の選手が失点に絡むなど精彩を欠いた結果となった。

▽勝利したイラン代表のグループ第2戦は、6月20日(水)のスペイン代表戦。敗れたモロッコ代表のグループ第2戦は、6月20日(水)のポルトガル代表戦となっている。

0-1 アジズ・ブハドゥズ(90*4′)OG