予備登録選手は誰だったのか。ロシアW杯代表選考から見るサポートの存在

 

最大のサプライズとなった広島・青山敏弘の選出

 5月18日13時より、ロシアW杯代表発表選考試合となるガーナ戦に挑む27名の日本代表選手が発表された。中山雅史・秋田豊(2002日韓)、巻誠一郎(2006ドイツ)、川口能活(2010南アフリカ)、大久保嘉人(2014ブラジル)と続いてきたサプライズの歴史に名を連ねたのは、サンフレッチェ広島所属のMF青山敏弘だった。



https://www.football-zone.net/data/japan/members/2018

 

至極真っ当な代表選出

 MF堂安律(フローニンヘン/オランダ)やFW伊東純也(柏レイソル)ら若手からの抜擢は無かった。27名のメンバーに加え、負傷のためリストから外れることとなったMF今野泰幸(ガンバ大阪)とFW小林悠(川崎フロンターレ)と、ベルギーのプレーオフステージがまだ続き、ガーナ戦の出場が厳しいFW久保裕也(ヘント)の3名は仕方のないことだった。
 また、海外組19名が予備登録入りと報じられたものの、ガーナ戦には久保とともにFW中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル)の名がなかった。西野監督は『ポリバレントではなかった』とコメントしており、最終23名の選考にも複数ポジションを務められる選手が残るものと思われる。
 国内組からは10名が選出されたが、GK2枠・CB3枠・SB1枠・DMF2枠に関しては海外組でまかないきれない部分だ。攻撃のスイッチを入れるCMFとして大島僚太(川崎フロンターレ)とMF青山敏弘が選出されたものの、得点を取るポジションの選手たちは全て海外組の選考となった。



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